慶應理工で仮面浪人した話

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東大 ドイツ語差し替え受験について

 今日は東大ドイツ語差し替え受験について話します。

 まず皆さんに言っておきたいことは私は慶應に入るまでドイツ語は一切学んだことが無いということです。そんな私でも東大の差し替えドイツ語は1年間大学の授業を受け、勉強するだけで解けるようになりました。ドイツ語差し替え受験は仮面浪人生には本当におすすめです。

 差し替え受験のメリットは大きくわけて3個あります。逆にデメリットとしてはTLPがとれない事くらいでしょうか。まぁTLPなんかキツいし取れなくて良いと思いますけど。

 メリットの1個目は当然ですが点が取りやすい事です。1年間まじめにやれば8割は取れるようになります。簡単な年なら満点も夢じゃないです。

 2個目は時間の短縮です。手元に東大の外国語の問題冊子がある方は英語の大問5の次のページを見てください。英語と比べて圧倒的に少なくないですか?普通にやれば20分前後で解き終わります。英語の大問4,5を20分で解くのは大変ですよね。

 3個目は大学の単位をしっかり取れる事です。慶應では(恐らく他の大学でも)語学の単位は落とすと留年しやすいです。また週2コマで先生によっては毎授業小テストを実施したりなど1年を通じて多くの時間を取られます。受験にも使わない第2外国語となると勉強がおろそかになるのは仕方なく、そうすると単位を落としやすくなるのは想像できると思います。

これらを総合的に考えて私は差し替え受験を決意しました。

 

 以降私がドイツ語差し替えのためにしようした教材を紹介します。

 

ドイツ語練習問題3000題

ドイツ語練習問題3000題

 

 

ドイツ語練習問題3000題

 これは絶対必要です。東大差し替えのバイブルと言っても良いでしょう。文法問題が一通り網羅できて、簡単な文章題もあります。苦手な範囲は何周もしました。 

 

ドイツ語、もっと先へ!

ドイツ語、もっと先へ!

 

 

ドイツ語、もっと先へ!

 この本には東大ドイツ語の差し替え問題の過去問が1980年代のものから2013年まで掲載されています。他にも文章が載っていますが少し難易度が高いかなと思います。ちなみに2013年以降の過去問は東京大学新聞から取り寄せるか他の方のドイツ語差し替えについてのブログから入手してください。

 

 

新 独検対策4級・3級必須単語集《CD2枚付》

新 独検対策4級・3級必須単語集《CD2枚付》

 

 

独検定対策4級・3級必須単語集

 約2000語くらい収録されています。私は生協の本屋に売ってあるものから適当に選びましたがこれで最低限なんとかなると思います。過去問には知らない単語もちらほら出てきますが推測でなんとかなります。(超難しい単語も出てくるので大学側も推測力を多少は求めているのかと)

 

 以上です。辞書は父親の使っていたものなのでアマゾンで見つからなかったのですが、まぁ普通のもので十分でしょう。

 

 ドイツ語差し替え受験に関してはネットで調べれば私以外にも多くの方が記事にしていると思うのでそちらも参考にしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

慶應義塾大学理工学部について

慶應理工の必修について語ろうと思います。

理工学部は他学部より必修科目が多いです。一般教養科目(般教)を2年生終わりまでにある程度取らないといけないのですが、仮面浪人生なら無理に多く履修しなくても良いと思います。(私は前期5単位、後期0単位申請しました)

1年から2年の進級条件をそろえるだけなら簡単ですが、ぎりぎり進級だと2年から3年に進級が絶望的になるので必修はフル単を目指した方が良いです。(というか目指すべきです)

 

以降必修科目を個別に語ります。

ちなみに私は学門3で、化学Bがなく、代わりに化学C、Dがありました。また学門2は数学が他の学門と試験問題が違うので注意してください。

 

春学期

 

 

数学1A

 先生によりますが基本的に出席は取りません。中間試験は各担当教授が作成しますが、期末試験は統一です。田中公明先生が試験前に予想問題(公明プリント)を配付します。この問題と全く同じ内容が試験問題となるのでなんとかして入手しましょう。

※2017年秋は公明が1年生の担当ではなくなり、公明プリントは配布されませんでした。来年度以降ももしかしたら公明プリントが配布されない可能性があります。

 

数学2A

 こちらは公明プリントはありませんが簡単な行列なので内容も理解しやすく単位は取りやすいと思います。

 

物理学A,B

 物理学は基本的に出席はしなくてよいです。というのも学期末の試験の点数だけで成績が決まります。2~3回に一度演習があり、出席を取られますがそれはテストの点が悪かった時に加点されるものなので普通は意味がないです。出席0でも最高評価はもらえます。また、試験問題は過去問とほぼ同じなので対策は容易だと思います。

 

化学A

 学門3だけ別の先生が授業しますが内容は他と同じです。試験問題も同じだったかも。(よく覚えてない。)個人的には結構難しかったですね。というのもこの授業は毎回バイトのシフトと被ってて一回も授業出てなくて… 友人に毎回ノート見せてもらってました。この内容は秋学期の化学C,Dに関わるのでしっかり理解したほうがよいですね。

 

 

秋学期

 

数学2A

 毎年公明プリントが配布されるのですが、前述のとおり今年はなぜか公明がいなくなってしまいました。ただ、例年の過去問とほぼ同じ感じの問題でした。友人や先輩から過去問を手に入れたほうが良いかもしれません。

 

化学C

 この授業はクソです。まず出席点が大きい。またTAが授業中徘徊しており、居眠りや内職していると記録され、出席点がもらえません。プリントをkeio.jpで配布するのですが、毎回自分で印刷しないといけない。(PC、タブレットが使用不可なため)このプリントが無駄に多い。こんなに多いなら最初の授業でまとめて印刷して配れよ。

はい。すいません。まぁこの科目はめちゃくちゃ時間がとられますね。期末試験もセンター試験の翌週(私の時は翌日)なのできついです。内容は簡単なんですけどね。私は途中から出席せずに単位を捨てました。(唯一の落単です。)

 

 

化学D

 化学Cと違ってプリントを印刷して配ってくれます。これと過去問をやれば点数は取れます。ただ、出席点と課題があるので友人に代筆など頼めると楽です。

 

物理学C、D

 A、B同様に出席せず過去問対策だけで余裕です。

 

 

その他

 この4科目はクラスによって春学期か秋学期に振り分けられます。仮面浪人生としては全部春学期だとありがたいですね。

 

 

自然科学実験

 一番きついです。物理実験は毎回レポートがあり10枚くらいは書きます。化学実験は簡単な予習レポートだけなのでまだ楽です。どちらも過去レポを大量にもっていれば簡単に書けると思いますが、時間はかかります。友人は土日がつぶれると言っていました。

 

理工学概論

 お偉いさんのお話を聞いて感想を2000字書き、提出するだけです。友人のを丸写し、ネットの記事をコピペすると呼び出されるらしいですが、どう考えても内容は読まれていないと思います。テキトーに2000字埋めましょう。私は講義中に書き上げました。

 

情報学基礎

 試験に持ち込み可の紙が試験前の授業中に配られます。これに教科書の内容を書き写せば単位は取れるでしょう。

 

生物学序論

 高校生物レベルです。出席点有。試験は特に特徴がないですね。一夜漬けで何とかなります。

 

 

語学

 

英語

 3月あたりにクラス分けテストがあり、それによってレベルが分けられます。このテストは適当にやるべきです。私は上級クラスになったせいで授業が大変でした。中上級あたりがちょうどよいでしょう。

 

第2外国語

 先生によりますが基本的に出席があり、大変です。私はドイツ語でしたが、ドイツ語だけ(?)は学年末に統一テストがあります。フランス語は仏検3級取得で単位確定だとか…

 

以上こんな感じです。

第二外国語について書いてて思い出したのですが、私は東大英語をドイツ語で差し替え受験しました。このことについても後で記事にしようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自己紹介

皆さんこんにちは。

私は2017年度慶應義塾大学理工学部で仮面浪人をし、2018年度入試にて東京大学理科2類に合格したものです。

 

仮面浪人に関する情報がネット上にあまり無いので、僕が1年間経験したことをこのブログで紹介します。少しでも皆さんの力になれれば嬉しいです。